これまで、同志社大学法科大学院は、同志社大学法学部との連携のもと、法学部の早期卒業制度を活用した法曹養成を推進してきました。その結果、早期卒業制度を利用して法学部を3年で卒業し、2年間の法科大学院での学修を経て、修了後1回目の司法試験に優秀な成績で合格し、法曹として活躍する先輩を数多く輩出してきました。
同志社大学法科大学院は、このような先導的な取組みの成果を、新たに導入された法曹養成制度である法曹コースと法科大学院との連携教育の場においても活かしていきます。
●同志社大学法学部、西南学院大学法学部と締結しました。
●同志社大学法科大学院の教員が、同志社大学法学部の法曹コースの数多くの講義科目と演習科目を担当します。
●同志社大学法学部の法曹コース在籍中にも、学習方法から起案指導まで、同志社大学法科大学院が培ったノウハウを惜しみなく伝授します。
●西南学院大学法学部との間においても、法曹養成教育を推進するための連携事業・模擬授業などを実施します。
●連携協定締結校の法曹コース修了予定者に対し、5年一貫型教育選抜入試を実施します。
●全国の法曹コース修了予定者に対し、開放型選抜入試を実施します。
※2023年度入試の詳細は、パンフレットp35〜p38をご覧ください。
●在学中受験資格を得るために基幹科目の履修を早めるなど、柔軟なクラス配置をします。
●在学中に合格するため、各自の学修の到達度に応じて最適な学習を進められる態勢を整えています。
田中宏明さん
2019年 修了生 同志社大学法学部早期卒業
2021年 司法試験合格
私は、2016年4月に同志社大学法学部に入学し、2019年3月に早期卒業、同年4月に同志社大学法科大学院既修者コースに進学しました。
早期卒業の大きなメリットは経済的な負担が緩和されることでしょう。学部4年生の学費が丸々浮くことに加え、様々な奨学金制度が用意されているので、通常の進学よりもかなり負担が小さくなります。
また、通常より早く進学し、法曹に向けた専門的な勉強を開始できること自体もメリットです。もちろん、学部4年生がない分、勉強時間自体が少ないことは否定できません。しかし、私自身もそうであったように、学部生の多くの方が司法試験に向けた勉強として何をすればよいのか迷っておられることでしょう。方向性が見えない中でただやみくもに1年間勉強するよりも、法科大学院で目標を見据えて、同じ志を持った仲間とともに勉強するほうが何倍も実力が伸びていくと思います。
そして、早期卒業・司法試験を経て司法修習中の今、実務的なこともそうでないことも新たな発見と勉強の毎日でとても充実しており、1年早く進学してよかったと心から感じています。
早期卒業制度を利用して進学した多くの先輩方が司法試験に合格されています。皆さんも早期卒業を利用して同志社の環境を最大限活用すれば、必ず合格できると信じています。ご自身の夢をかなえられることを願っております。