同志社大学法科大学院
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カリキュラム渉外法務教育 外国法実地研修Bは、ヨーロッパにおける多様な法制度を現地で体感することにより、比較法学・比較法文化における理解を深めることを目的として開講しています。研修の目的地は、ドイツ・フランス・イギリスが中心になりますが、各年の事情に合わせてルクセンブルクやベルギーにも訪問することがあります。それによりヨーロッパ大陸法のシビル・ロー制度とイギリスのコモン・ロー制度の相違点をより良く理解できるようになります。また2015年から、京都大学と締結した単位互換協定により、京都大学法科大学院生も参加し、2019年から東京の慶應義塾大学法科大学院生も参加が可能となりました。 この研修のメリットは、各国の司法制度の特徴について学べることだけではなく、国際法律事務所でビジネスの最前線で活躍されている弁護士の方々とコンタクトを取ることができたり、これを縁としてインターンシップの場が提供される可能性もあるなど、ヨーロッパの世界における役割と重要性、欧州連合のスローガン「多様性の中の統一」をより良く理解できるよう配慮されています。 さらに、研修では世界遺産訪問や現地の学生との交流も行っています。専門的な知識を高める一方、ヨーロッパの文化や歴史、生活スタイルの多様性を体感することにより、参加者は各自の人間性を高め、将来の実務経験において必要となる幅広い視野を身につけることができるでしょう。研修の準備として、また最高の成果を得るため、「比較法文化論Ⅱ(G群)」もしくは「EU法(F群)」という科目を春学期に選ぶことを推奨しています。学生たちの体験談外国法実地研修B[履修科目名]ヨーロッパ(ドイツ/ルクセンブルク/フランス/ベルギー/イギリス)[研修先]REPORT外国法実地研修Bの2018年度の詳細はこちらDOWNLOAD1617181920ロンドン王立裁判所 (Royal Courts of Justice, London)連合王国最高裁判所 (Supreme Court of the United Kingdom)インナー・テンプル (The Honourable Society of the Inner Temple) Taylor Wessing 国際法律事務所 (Solicitor Law Firm, London)Quadrant Chambers 国際法律事務所 (Barrister Law Firm, London)私は、エクスターンに参加する以前から、「将来は海外で法曹として働きたい」と考えていたが、今回の研修旅行に参加してそのような思いがより強くなった。他方で、海外で活躍するためには英語は最低限マスターしておかなければならず、またディベート技術も欠かせないということを身に染みて感じた。研修中だけでなく、以前から大変お世話になっている、同志社大学のマルチュケ先生、並びに事務室の方々、そして惜しみなくアドバイスをくださったマイヤーさんに、心より感謝申し上げたい。また、丁寧な解説と共に案内して下さり、様々な質問にお答え下さった、法律事務所、裁判所、EU機関の職員の方々にも、本当に感謝している。旅行の最後に、「海外で働くことを考えているのであれば、まず日本法の知識を確実なものとして司法試験に合格することを第一目標としなさい」、という言葉をマイヤーさんからうかがった時には身が引き締まる思いをしたが、立派な法曹となり、いつか訪問した国の法律家の方々とまたお会いしてお礼を直接お伝えしたいと考えている。最後に、研修を通じて、他のロースクールの友人をたくさん作れたことも大切な収穫の一つであった。研修中にかかわった皆様のご協力がなければ、今回の研修旅行は成功しなかった。関係者の皆様に厚く御礼申し上げたい。この研修旅行を通じて様々な国の法制度を学び、実際に海外で働いておられる人のお話を聞くことで、日本との違いについてたくさん気づくことがあったことがよかった。今回の研修旅行は、ヨーロッパの司法制度を概括的に学ぶことができただけでなく、オペラ座でバレエを観たり、パリフィルでコンサートを聞いたり、様々な教会、お城などを訪れたりすることによって、ヨーロッパの歴史や文化を学ぶこともできたという点でも、とても有意義なものとなった。イギリス United KingdomTaylor Wessing 国際法律事務所 (Japan Desk Düsseldorf)デュッセルドルフ地方裁判所 (Landgericht Düsseldorf)ARQIS 外国法共同事業法律事務所 (Japan Desk Düsseldorf) シュトゥットガルト簡易裁判所 (Amtsgericht Stuttgart) Gleiss Lutz 国際法律事務所 (Japan Desk Stuttgart) カールスルーエ ドイツ連邦通常裁判所 (Bundesgerichtshof)カールスルーエ ドイツ連邦憲法裁判所 (Bundesverfassungsgericht)カールスルーエ刑務所 (未決拘禁所(Untersuchungshaft- / JVA Karlsruhe)12345678ドイツ Germany欧州連合司法裁判所 (EU Court of Justice)9ルクセンブルク Luxembourgストラスブール 欧州人権裁判所 (Cour européenne des droits de l'homme, ECHR)ストラスブール 欧州評議会 (Conseil de l'Europe, CoE)ストラスブール 欧州議会 (EU Parliament)パリ 司法宮殿 / 破棄院 (Palais de Justice, Cour de Cassation)フランス国務院 (Conseil d’Etat)1011121314フランス France15ベルギー Belgium欧州連合委員会 (EU Commission)12345678910111213141516Taylor Wessing 国際法律事務所(Düsseldorf)のピルス弁護士らと夕食交流会ARQIS(Japan Desk Düsseldorf)で昼食交流会 Gleiss Lutz(Japan Desk Stuttgart)で昼食交流会欧州連合司法裁判所(EU Court of Justice)において、Iliopoulos判事による招待で昼食懇談会インナー・テンプル(バリスターのDining Hallで昼食)エッセン ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群(UNESCO世界遺産)アウグストゥスブルク城・別邸ファルケルスト(UNESCO世界遺産)ケルン大聖堂(UNESCO世界遺産) ハイデルベルグ城(UNESCO世界遺産)テュービンゲン大学メルセデスベンツ博物館ストラスブール大聖堂 / Vieille Ville(UNESCO世界遺産)ランス(Reims)大聖堂(UNESCO世界遺産)ベルサイユ宮殿(UNESCO世界遺産)アミアン(Amiens)大聖堂(UNESCO世界遺産)ブリュッセルのグランプラス(UNESCO世界遺産)交流・観光2018年度 日程表(通算11回目・参加者計24名)16

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