同志社大学法科大学院
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B群刑事・民事の裁判手続の流れを学び、実務に必須のスキルを訓練するカリキュラム春学期必修科目法曹倫理①②2単位2年次秋学期必修科目刑事訴訟実務の基礎①②民事訴訟実務の基礎①②2単位2単位2年次2年次選択科目法情報調査・文書作成入門B群1類2単位1年次法曹基本科目 必修6単位+選択 B群科目として、民事・刑事の裁判実務と法曹倫理等に関する科目(必修・選択科目)を置く。裁判制度や実務の進行過程、事実認定、要件事実等を理解し、実務の基礎を修得することを到達目標とする。多くの科目は実務家教員及び研究者が行う。(知能・技能)司会 法学未修者としての1年間の授業を振り返って、いかがでしたか?瀬川 私は法学部出身なのですが、学部時代と大学院での勉強の違いが印象的でしたね。 少人数の授業が基本のため、先生に質問される機会が多いことが良かったです。予習は大変でしたが、その分理解が定着したと実感しています。谷澤 僕が予習に時間を割いたのは憲法です。学部での授業では決まったことを覚えることが主でしたが、法科大学院では憲法の基礎的な考え方を学ぶ授業で、勉強の質が違うことが印象的でした。司法試験から修了後まで見据えた勉強になりました。瀬川 判例や教科書を読みこんでいるうちに、学んだ知識が自分の中でつながるように。自然と興味がわくようになり、能動的な学習ができるようになりました。司会 予習復習、期末試験の準備で意識していたことは?谷澤 僕はひたすら時間をかけていましたが、勉強に行き詰まったときは早めに切り上げて、朝早く来るようにしていました。自分の限界を自覚し、ペースを調整することを心掛けていました。瀬川 私は普段から試験を意識したノート作りをしていました。 中間レポートでは習った範囲の復習もでき、解答の書き方の癖や改善点のフィードバックをいただきました。書く機会があることは良かったと思います。司会 AAゼミはいかがでしたか?谷澤 隔週だったのでちょうど良かったです。期末試験への備え方を教えていただいたことも役に立ちました。瀬川 情熱的な先生と優しい先生がおられて、目標に向けて計画的に学ぶことを教えていただきました。司会 選択科目については?瀬川 将来、海外の司法試験を受けることを考えているので、海外インターンシップでシンガポールに行ったことはとても刺激になりました。英語の能力は必要ですが、法律の知識がなくても、温かく歓迎してくれました。また、海外実地研修を通して、ドイツかイギリスの事務所でのインターシップに参加するという新しい目標ができました。 選択科目はやりたいことを決めてから科目を決めるのが良いと思います。谷澤 法情報調査・文書作成入門では、大学院の勉強で最も重要な判例の検索、法の趣旨にあった判例を探し当てることを学びました。他の科目の予習にも役立ちましたし、後半の実習では学生同士で互いに添削し、文書作成のマナーについても学ぶことができました。 B群科目は、法律実務家として最低限度備えるべき、民事・刑事裁判手続に関する基本的知識と技能、法曹としての心構え、注意点などを実務家教員から学ぶ必修科目を中心に設置しています。民事訴訟実務の基礎は、派遣裁判官と研究者教員が共同して、前期司法修習に用いられてきた教材を用いて講義を行います。そこでは、要件事実論(裁判ではいかなる事実を主張し、立証していかなければならないか)、事実認定論(当事者間で争いのある事実をどのようにして認定するか)、訴訟運営論(実際の裁判は、どのように進行するか)の学修を通じて、裁判実務と民法、民事訴訟法との関係を理解し、訴状や答弁書、準備書面などの起案に必要な基礎知識を学びます。刑事訴訟実務の基礎は、派遣検察官、元検察官の講義によって、捜査開始から判決の言渡しまでの刑事裁判手続を、刑事記録教材を使用して順次検討します。具体的な事実関係に即して捜査の展開を学び、公判前整理手続及び公判手続の実際の運用を概観し、自ら事実認定を行うなどの実習を通じて、刑事訴訟法の理論と実務を架橋します。法曹倫理では、守秘義務や利益相反、公益活動などの弁護士倫理、裁判官倫理、検察官倫理の各分野を、弁護士、派遣裁判官、派遣検察官によるオムニバス方式により講義します。このほか、新入学者に法情報調査のスキルを伝授し、収集した情報を読み解き、これらの資料を元に、法的三段論法を踏まえた簡単な法律文書が作成できるようになるための実習科目として、法情報調査・文書作成入門という選択科目も開講しています。10

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