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2017年度科目案内


倒産法

権利の具体的な実現プロセスを学ぶ

   本研究科では、司法試験の選択科目である倒産法に対応するものとして、「倒産法Ⅰ」(2単位)、「倒産法Ⅱ」(2単位)、「倒産法総合演習」(2単位)の3科目を用意しています。その位置づけは、基幹科目である演習でみっちり勉強するであろう民事訴訟法の発展・展開分野というものです。民事訴訟法では、民事上の諸権利の観念的な実現プロセスを学ぶのに対し、ここでは権利の具体的な実現プロセスについて学ぶことになります。

極限状況における民事実体法の姿を考察

   権利の具体的実現が問題となる場面は、多くの場合、債務者の財産状態の悪化が背景にあり、こうした場面で出番となる破産、民事再生などの諸手続が倒産法の守備範囲です。手続法の一種とはいえ、古くからこの分野は法律問題のるつぼとも言われ、極限状況における民事実体法の姿を考察することにもなります。しかも、個々の債権者対債務者という単純な関係ではなく、種類の異なる権利者の利害が複雑に絡み合う、まさに民事法の応用系の領域となります。もっとも、法曹の関与が求められる法的紛争は、こうした込み入った場面であることが多いので、その意味で、これからの法曹にとって、この分野の基礎は必須となりつつあります。

科目の垣根を越えて倒産法の考え方を修得

   司法試験の倒産法は、かつての旧司法試験選択科目の「破産法」よりも、民事再生法が加わり範囲が広がっており、しかも近時の倒産法改正によって学ぶべき問題は増えています。本研究科では民事訴訟法総合演習でも必要に応じ倒産法に言及しており、科目の垣根を越えて否応なく倒産法の考え方を勉強していくことになるでしょう。倒産法Ⅰ・Ⅱと倒産法総合演習では、この分野の一番基本的な発想を学ぶことを目的としています。

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