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合格者の声

基本となる法律的思考力を身につけることが、試験にも実務にも最も必要。

弁護士
同志社大学法学部卒業
同志社大学大学院司法研究科修了

 実務について瞬く間に1年余りが過ぎました。この間、本当に多くの経験を積むことができました。実務についた今、感じること は、ロースクールで学んだこと全てに無駄はなかったということです。
 ロースクールでは、講義の予習課題として膨大な判例を配布されます。講義では、先生方から常に判例のもとになった事実関係について質問されました。そして、講義の予習・復習、先生方からの熱心な質問を通して、ある一定の事実について法的に必要な事実を取り出し、法律を適用するという力を身に付けていきました。判例とは、単に結論と理由を覚えるのではなく、どのような事実関係であったからその結論が導き出されたのかを把握しておくことが重要であるということに気付かされたのも、講義を通してでした。そして、この事実を把握して法律を適用するという極めてシンプルかつ基本的な思考方法が、新司法試験でも実務でも最も必要な法的能力でした。
  さらに、同志社ロースクールでは、司法試験必修7科目と選択科目以外の発展科目も充実しています。司法試験合格に必要ないと思われる科目であっても、実務につけば不必要な科目など一つもありません。私は、応用科目として、アメリカ法やEU法、国際関係法などおおよそ通常の実務では使いそうもない科目を興味の向くままに受講しました。それでも、実務につけば、他の国の法律・法制度等を知っていること、日本が批准している各種条約を少しでも知っていることはとても有益でした。実際、昨年は、日弁連の代表として国連欧州本部で行われた自由権規約に関する日本政府報告書審査に派遣されるなど、本当に貴重な体験もできました。これも、同志社ロースクールという国際的な視野を持った人材を輩出することを目的に掲げているロースクールで学び人脈を形成していたおかげであったと感謝しています。
  基本的な法律的思考能力を徹底的に身につけること、同期生や先生方、先輩などあらゆる人との貴重なつながりを築くこと、これらはロースクールにおいてしかできないことであり、実務に出てからも貴重な財産になると実感しています。



恵まれた環境とモチベーション維持が、努力を結果につなげてくれた。

松田 昌明司法修習生
京都大学法学部卒業
同志社大学大学院司法研究科修了

1. 同志社大学法科大学院の生活について
 同志社大学法科大学院に入って一番良かったと感じる点は、何より環境の良さです。24時間体制で、かつ一人一席割り当てられている自習室では、仲間たちと互いに刺激しあいながらも自分のペースで勉強することができます。
勿論、長時間仲間たちと過ごすことから、ついつい遊びに走ってしまう危険性もありますが(かくいう私も一時期はそうでしたが)、高いモチベーションを持ち続けていけば、お互いに高め合いながら合格に向かって努力し続けることができます。
 私の受験経験上、周りに流される勉強と独りよがりの勉強は必ず失敗を招くと確信しています。前者は自立心を持つことで避けられますが、後者は環境に依るところが大きいと思います。そういう意味で、勉強する環境は、法科大学院を選択する上で重要なポイントになると思います。
2. 新司法試験と法科大学院について
 新司法試験の受験生活は、肉体的な負担以上に、精神的な負担がのしかかります。試験直前期の精神状態は想像を絶するものです。それでも、最後に自分を支えてくれるものは、それまでに積み上げてきた努力だと思います。新司法試験を『自信>不安』の状態で受けられるようにすることが、法科大学院の一つの意義だと思います。
 とはいえ、それは新司法試験に直結する勉強だけをするという意味ではありません。法科大学院では、一見新司法試験には関係ないようなことも勉強の対象となります。しかし、それをそのまま無意味なものにしてしまうか、それとも新司法試験に合格するための力に結び付けることができるかは、自分次第だと思います。
3. 終わりに
 私が修習を終えて無事に弁護士になった際には、私自身が先輩方にお世話になったように、同志社で後輩の育成に携わっていきたいと考えています。入学された皆さんと出会える日を楽しみにしております。



第一線の教員による「自分の頭で考える授業」で充実した3 年間を。

谷 麻衣子司法修習生
同志社大学法学部から飛び入学
同志社大学大学院司法研究科修了

1. 法科大学院の3年間を振り返ると、辛いときもあったけど、よく学び、よく遊んだ充実した日々であり、自分の人生の中でも最も成長した時期の一つでした。同志社大学法科大学院は24時間利用可能の固定の自習スペースにゼミ教室、模擬法廷まである多様な教室、親切な事務の方々、隅々までいきわたった清掃と、素晴らしい環境が整っていて、とても気持ちよく勉強することができました。
  また、親身になってくれる先生方が多く、疑問点や、新司法試験に向けて勉強していく上で不安な点があれば相談でき、勉強する上で大きな心の支えとなりました。
2. 授業の特色として、国際租税法、M&A、金融商品取引法など専門的分野について当該分野で一線を走る先生方の指導を受けることができる点があります。一見、新司法試験には役立たないと思われるかもしれません。しかし、同じ「法律」である以上は、その科目を勉強する上で論理的思考力は必要ですし、新司法試験には考えたことがない問題がでる可能性は高いので、未知の分野に取り組むことは無駄ではありません。新司法試験科目にこだわるのではなく、自分の頭で考える授業に積極的に取り組んで欲しいです。
3. 新司法試験対策として論文を添削する授業はやってはならない決まりがありますので新司法試験に向けて論文等のトレーニングは自分ですることが必要です。
  私の場合は友人とゼミを組んで行いました。問題を解いて実際に書いた後は、ゼミ内で交換し、自分とはどこが違い同じなのか見比べた上で、争点について討論していくことでどの程度のことを書けば合格できるのかがわかり、方向性を見失うことなく試験に向けて勉強できとても有益だと思います。
4. 新司法試験の合格率は年々減少し、かつ合格後も就職難という暗いニュースも多いですが、少なくとも今の修習生の段階では法曹はどれもとても興味深い仕事で一生をかけてやりがいのある仕事だと実感し、同志社大学法科大学院に入って、法曹を目指してよかったと思います。みなさん、がんばってください。