同志社大学大学院司法研究科(法科大学院)は、豊かな人間性と感受性および人権感覚を兼ね備え、良心にもとづいて法を運用するプロフェッショナル(法曹三者等)を養成する。そして、21世紀の社会の多様な要望に応えてスペシャリストとして活躍できるよう、専門分野の高度な知見および国際的視野と判断力の涵養に努める。
様々な法的紛争を解決するための、法律家として必須の基本的な法的知見、応用的先端的な法分野等における高度な専門的知見、裁判実務及び法曹倫理等についての知見を理解できるようになる(知識)。
絶えざる技術の進歩、社会の変化の中で複雑化する法的紛争において、迅速、的確な解決策を見いだし、紛争解決の正解がない局面においても、柔軟な思考にもとづいて適正な解決策を提案することができるようになる(態度)。
法的紛争を迅速、的確に解決するために、法的知識に基づいた柔軟な法的思考力、理解力、分析力及び表現力並びに裁判実務等の技能を適切に行使することができるようになる(技能)。
同志社大学における法学教育は、1891(明治24)年に開校された同志社政法学校にまでさかのぼります。開校以来の新島襄の理想のもと、大学はリベラルアーツを基本とし、大学院では専門知識修得の必要性を認め早くから取り組んできました。新司法試験で求められる人材像とは、創立以来同志社がめざしてきたものに他なりません。「良心教育」の理念のもと、法曹倫理教育や教員との人格的ふれあいを重視し、基礎法学、外国法学の学習環境を幅広く整備することで、豊かな人間性や洞察力、国際的な広い視野を涵養することに努めています。
本研究科には、司法改革の趣旨に賛同し、十分な実績と情熱を備えた教員が95名結集しました。本研究科専任の研究者教員28名、裁判官・検察官出身の教員、あるいは現役の弁護士など専任の実務家教員8名を中核として、59名を数える多数の兼担、兼任教員が講義、演習を担当し、それぞれ熱の入った充実した授業を展開しています。とりわけ、基幹科目の多くでは研究者教員と実務家教員が合同して演習を担当し、理論と実務を架橋する白熱した議論を通じて、理論的かつ実践的な法運用の有り様を伝授しています。
本研究科では、新司法試験の必須科目、選択科目に対応した基本カリキュラムの他、選択科目として専門性の高い能力を養成するための展開・先端科目、外国法科目等、特色あるカリキュラムを設置しています。幅広いビジネス法の理論と知識を自在に操るビジネスロイヤー、語学や国際関係の法律知識を生かして活躍する渉外弁護士、裁判官・検察官出身の練達の教員から学ぶことで理論に一層の磨きをかけた刑事司法の専門家など、修了後にスペシャリストとして活躍する土台を築きます。
本研究科は、2004年から3年間、文部科学省における「法科大学院等専門職大学院教育推進プログラム」の補助金を受けて、「国際的視野と判断力をもつ法律家の養成」と題するプロジェクトを遂行しました。その具体的成果の一つとして2007年度から外国法実施研修として2科目、海外インターンシップとして1科目を新設しました。これにより、渉外法務を肌身で感得し、日本法を異なった視点から見る機会を提供しています。
本研究科では、基幹科目の少人数教育を実現することで、双方向、多方向の議論を通じた法理論の理解を徹底し、実務的な法運用の鍛錬を行っています。講義、演習では十分に理解しきれない場合には、教員に質問しやすい環境を用意するほか、アカデミック・アドバイザーとして待機する若手弁護士に質問、相談する場も提供しています。経済的支援では、授業料相当額またはその半額をカバーするものとして、給付奨学金があり、加えて、原則として希望者全員に無利息で貸与される貸与奨学金が充実しています。
24時間利用可能な自習室には、全学生に専用のキャレルが用意され、授業以外の時間も自習に専念できます。法科大学院内の図書室は自習室に隣接しており、簡単な調べ物でも負担を感じさせません。キャレルに持ち込んだパソコンまたは情報検索室に設置されているパソコンからLANを通じて、オンラインデータベースを利用可能です。法科大学院の建物である寒梅館はバリアフリー構造で、校舎内のセキュリティ対策も万全です。JR京都駅から地下鉄で10分、今出川駅を下車後徒歩1分なので、アクセスも至便です。



















































